ChatGPTが日本円建てに変更
2026年1月31日より、ChatGPTのWeb版における新規サブスクライバーへの請求が日本円建てに変更されました。従来、Web版の直接契約(クレジットカード決済)はドル建て(+$20など)に消費税10%が別途加算される形式だったため、為替レートによって毎月の支払額が変動していました。一方、iOSやAndroidのアプリ版は以前から円建て(Apple/Google経由の固定価格)でしたが、今回の改定によりWeb版でも固定の円建て価格で利用できるようになりました。
この円建て固定価格への移行(および全体的な価格改定)により、特にPlusプランはWeb版において月300〜600円程度の実質値下げとなったケースが多く報告されています。
注意点:円建て変更は新規契約のみが対象です。既存のドル建て契約(Web版)のユーザーが円建てに切り替えるには、一度解約してから再契約する必要があります。
プラン一覧と月額料金(税込)
| プラン | Android | iOS App Store | Web |
|---|---|---|---|
| Free | 0円 | 0円 | 0円 |
| Go | 1,400円 | 1,400円 | 1,400円 |
| Plus | 2,860円 | 3,000円 | 3,000円 |
| Pro | 30,000円 | 選択不可 | 30,000円 |
| Business | — | — | 3,900円/人(年払い)/ 4,650円/人(月払い) |
| Enterprise | — | — | 要問い合わせ |
筆者が手持ちの端末(Android / iOS)で確認したところ、注目ポイントが2つありました。まずPlusプランの価格差:AndroidのGoogle Play経由では2,860円と、iOS・Web版の3,000円より140円安くなっています。次にProプランはiOS App Storeから選択できないという制約があります。Proに加入したい場合はAndroidまたはWebブラウザからの契約が必要です。
各プランの詳細
Free(0円)
できること:
- GPT-5.2 mini(軽量版モデル)への無制限アクセス
- GPT-5.2 Instant:5時間あたり約10通まで
- 基本的な画像生成(回数制限あり)
- ウェブ検索
制限:
- 高度なモデルは利用回数が厳しく制限される
- 広告が表示される(2026年1月より順次導入)
- ファイルアップロード・メモリ機能は制限あり
向いているユーザー:
- ChatGPTをはじめて試す人
- 頻度が低く、簡単な質問・文章確認程度の使い方をする人
Go(1,400円/月)
できること:
- GPT-5.2 Instantへの拡張アクセス(Freeの10倍のメッセージ数)
- ファイルアップロード:Freeの10倍
- 画像生成:Freeの10倍
- 拡張コンテキストウィンドウ(32Kトークン)
- プロジェクト・タスク管理・カスタムGPT
制限:
- GPT-5.2 Thinking(推論モード)は利用不可
- 広告が表示される
- Codex(コーディングエージェント)は利用不可
向いているユーザー:
- 無料プランの制限に引っかかるようになってきた人
- 文章作成・学習・画像生成をある程度の頻度で使う人
- 月2,000円以下に抑えたい人
Plus(2,860円〜3,000円/月)
できること:
- GPT-5.2・GPT-5.2 Thinking(高度な推論モード)への高い利用制限
- ディープリサーチ機能
- より長いメモリと会話継続性
- 新機能の早期アクセス
- 広告なし
制限:
- GPT-5.2 Pro(最高性能モデル)は利用不可
- Codex利用には制限あり
向いているユーザー:
- 毎日AIを仕事・学習・調査で使う人
- 複雑な推論・データ分析・文書作成を行う人
- 広告表示なしで使いたい人
- コストと性能のバランスを求める人
Pro(30,000円/月)
できること:
- GPT-5.2 Pro(最高性能モデル)へのフルアクセス
- すべてのモデルへの実質無制限アクセス
- Sora(動画生成)の無制限利用
- 最新機能のプレビュー提供
- 広告なし
向いているユーザー:
- AIを本格的な業務・研究・創作に使うプロフェッショナル
- 動画生成を大量に行うクリエイター
- 複雑な問題解決に最高性能モデルを必要とする人
- 月3万円の費用対効果が出せる用途がある人
Business(3,900円〜4,650円/人/月)
できること:
- GPT-5.2 Thinking含む高度なモデルへのアクセス
- 会話データがOpenAIの学習に使われない
- 管理者コンソール(ユーザー管理・利用状況確認)
- 会社ナレッジ機能
- 広告なし
条件:最低2名から契約可能。年払いで3,900円/人/月、月払いで4,650円/人/月。
向いているユーザー:
- データプライバシーを重視する企業・チーム
- 複数人でChatGPTを業務利用したい組織
- 管理者による利用状況の把握が必要な場合
プラン選びのフローチャート
ChatGPTを試したい or 使用頻度が低い
→ Free(0円)
無料の制限に引っかかるが予算を抑えたい
→ Go(1,400円)
毎日使う・深い推論が必要・広告が気になる
→ Plus(2,860円〜3,000円)
最高性能モデルが必要・動画生成も使いたい
→ Pro(30,000円)
チーム・企業での利用・データ管理が必要
→ Business(3,900円/人〜)
円建て化で得をするのは誰か
| プラン | 旧ドル建て(税込・参考) | 新円建て | 差額 |
|---|---|---|---|
| Plus(Android) | 約3,300〜3,600円 | 2,860円 | ▲400〜740円 |
| Plus(iOS/Web) | 約3,300〜3,600円 | 3,000円 | ▲300〜600円 |
| Pro | 約33,000円 | 30,000円 | ▲3,000円 |
| Go | 約1,320円 | 1,400円 | ▲なし(微増) |
※旧ドル建ての参考値は1ドル=150〜163円(消費税10%込み)で算出。為替レートは時期によって異なるため、実際の請求額は変動していました。
PlusとProは円建て変更で実質値下げとなっています。特にAndroidユーザーはPlusが2,860円と最も安く利用できます。一方、Goはドルからシンプルに円換算すると逆に割高になるケースもあります。
既存のドル建てユーザーは解約→再契約で円建てに移行できます。残り期間分の返金はされないため、次の更新日直後のタイミングでの切り替えが効率的です。
まとめ
ChatGPTの日本円建て対応は、ドル円レートに一喜一憂せず安定した価格で使える点でユーザーにとってメリットが大きい変更です。
日常的な利用であればPlusが性能・価格・機能のバランスが最もよく、コストを抑えたい場合はGo(1,400円)、最高性能が必要なら**Pro(30,000円)**という選び方が基本的な指針になります。Plusの料金はAndroidで2,860円、iOS・Webで3,000円と購入経路で異なります。
既存ドル建てユーザーは更新タイミングで一度再契約することで、PlusやProで月300〜3,000円の節約が可能です。またAndroidユーザーはGoogle Play経由でPlusに加入するとWebより140円安く利用できます。