20年以上ドコモを使い続けてきましたが、2025年10月初頭に思い切ってpovo + mineoの組み合わせに乗り換えました。決断の決め手は、自宅でのスピードテストで速度が10Mbpsを切ったこと、そして通話が切れたことです。
自宅での電波状況が悪く、通話中に何度も切れることがあり、これには我慢できませんでした。この瞬間、長年の「ドコモなら安心」という信頼が一気に冷めました。
乗り換え前の状況
ドコモで契約していた理由:
- ハーティ割引(障害者割引)が適用されていた
- 爆アゲセレクションのポイント還元
- 実家がドコモ光契約
- 家族全員がドコモ回線(みんなドコモ割)
- 家族間通話無料の恩恵
- 島に強い
- 長年使っていたという惰性
今回の見直しで、この惰性に甘えていたことも強く反省しました。
しかし、実際には以下の問題がありました。
ドコモの問題点:
- 自宅での通信速度が10Mbps以下
- 自宅での通話品質も悪い(電波状況が悪く、通話が切れる)
- 最近はお得感がない
- 爆アゲセレクションが2025年12月に大幅改悪予定
- 祖母が亡くなり、島に行かなくなった
家族のドコモ離れ:
- 母がirumoに変更してかけ放題を契約 → 家族間通話無料の恩恵が減少
- みんなドコモ割の恩恵が実質的に薄れた
- 父はスマホデビュー時に見直し予定 → ドコモにこだわるメリットがない
家族全員がドコモ回線で家族間通話無料という恩恵があったものの、母がirumoに変更してかけ放題をつけたことで、家族間通話無料の意味がなくなりました。実家がドコモ光を契約していることがドコモを継続する唯一の理由でしたが、通信速度と通話品質の悪さを考えると、もはやドコモにこだわるメリットはありませんでした。
爆アゲセレクションの改悪内容
2025年10月9日、ドコモは爆アゲセレクションの還元率改定を発表しました(2025年12月10日実施)。
主な改悪内容:
- エンタメ系サブスクの還元率が軒並み低下し、体感ではほぼ半減クラスの減り方
- 一部サービスが対象外となり、ラインアップも縮小
- 2025年12月9日(火)までに契約したユーザーは「同一プランを継続する限り旧還元率を維持」と案内されているものの、改定後の方針が読めず不安感が残る
特にahamo、eximo、ドコモ miniユーザーは還元率が約半分に削減されます。
筆者の場合(eximoユーザー):
- eximoでハーティ割引を適用していたため、爆アゲセレクションのポイント還元が数少ない魅力でした
- 毎月のエンタメ系還元が目に見えて減り、ディズニープラス(プレミアム)で受け取っていたポイントが大幅に目減り
- 公式発表ではプラン変更がなければ旧還元率が続くとされているものの、今後の扱いが保証されていない点にも不信感が募った
この改悪発表が、乗り換えを後押ししました。
乗り換え先:povo + mineo + 楽天モバイルプリペイドの構成
新しい契約構成
乗り換え後の構成は以下の通りです。
メイン回線(通話): povo
- 通話かけ放題トッピング: 1,650円/月
- 留守番電話トッピング: 330円/月
- データ使い放題(24時間): 必要時のみ330円/回
- SIM形態: eSIM
- 月額合計: 1,980円(データトッピング除く)
データ回線: mineo(au回線)
- マイピタ デュアルタイプ 5GB: 1,518円/月
- キャンペーン割引適用: -638円/月
- SIM形態: eSIM
- 月額合計: 880円
iPad mini回線: povo
- 音声回線として契約(eSIM再発行時の柔軟性確保)
- 基本料金: 0円
- データトッピング: 必要時のみ購入
- テザリングで運用可能
- 月額合計: 0円(データトッピング除く)
サブデータ回線: 楽天モバイルプリペイド
- 物理SIM(買い切り型)
- 必要時に購入分だけデータを使い切る運用
- 通常時は維持費なし
総月額: 2,860円(povo 1,980円 + mineo 880円 + iPad mini povo 0円)
mineoのキャンペーンについて
mineoではマイピタプランとマイそくプランでそれぞれキャンペーンを実施しています。
紹介キャンペーンで契約事務手数料が無料に:
以下の紹介URLから申し込むと、通常3,300円の契約事務手数料が無料になります。

マイピタ 5GB デュアルタイプのキャンペーン内訳:
- 基本料金: 1,518円/月
- キャンペーン割引: -638円/月(最大6ヶ月間)
- パケット放題 Plus(通常385円/月): 無料(最大6ヶ月間)
- 実質月額: 880円
本来の料金: 1,903円/月(1,518円 + 385円)
キャンペーン特典:
- 月額基本料金から638円割引(最大6ヶ月間)
- パケット放題 Plus(最大1.5Mbps)が無料(最大6ヶ月間)
マイピタはデータ容量で選ぶプランで、5GBのデータ容量が使えます。余ったデータ容量は翌月に繰り越すことができます。さらに、パケット放題 Plusを追加することで、5GB超過後も最大1.5Mbpsで通信が可能です。
パケット放題 Plusの特徴:
- 通常速度: 最大1.5Mbps(2025年10月31日まで最大3Mbpsに増速中)
- 混雑回避のための速度制限: 3日間で10GB以上利用時に制限あり
- 通常料金: 385円/月(10GB以上のプランでは無料)
参考: mineo料金表
povoの運用方法
通話トッピング
通話かけ放題: 1,650円/月
- 国内通話が無制限
- 時間制限なし
- 月の途中で加入した場合も満額請求(2025年1月1日以降)
留守番電話: 330円/月
- 保存件数: 3分×100件
- 保存期間: 録音から1週間
データトッピングの使い方
povoは基本料金0円で、必要な時だけデータトッピングを購入します。
データ使い放題(24時間): 330円
- 購入から24時間、データ通信が使い放題
- 外出時や高速通信が必要な時のみ購入
- 通常はmineoのデータ回線で運用
この運用方法により、通話はpovoで快適に、データ通信はmineoで安価に運用できます。
mineoマイピタ 5GBの実用性
mineoマイピタ 5GBデュアルタイプは、月額880円(キャンペーン適用後)で5GBのデータ容量が使えます。
マイピタ 5GBの特徴
データ容量:
- 月間5GB
- 余ったデータ容量は翌月に繰り越し可能
- 高速通信(速度制限なし)
5GBでできること:
- YouTube動画(480p): 約10時間視聴可能
- Webブラウジング: 数千ページ閲覧可能
- LINE・メール: ほぼ無制限
- 音楽ストリーミング: 約80時間再生可能
ドコモ時代の30GB消費の実態
ドコモで月間30GB使っていた主な原因は、ラップトップへのテザリングでした。筆者はラップトップをよく持ち出すため、外出先でのテザリング利用が多く、データ消費量が増えていました。
しかし、実際には以下の理由で5GBでも十分運用できています。
データ消費量を減らせた理由:
- Wi-Fi環境での使用を意識するようになった
- 外出先でも本当に必要な時だけテザリングを使うようにした
- ラップトップでの作業は、Wi-Fi環境がある場所を選ぶようにした
- 意識して消費量を下げるのは、思ったより難しくない
パケット放題 Plusの実用性:
- 5GB超過後も最大1.5Mbps(2025年10月31日まで最大3Mbps)で通信可能
- ラップトップのテザリングでも、ちょっと遅いけど不満はなかった
- メールやWebブラウジング、軽い作業なら十分実用的
ドコモの10Mbps以下と比較して
自宅でのドコモ回線が10Mbps以下だったことを考えると、mineoのau回線は速度が安定しています。むしろ、以下の点で優れています。
mineoの利点:
- 速度が安定している(au回線で高速通信)
- 月額880円と圧倒的に安い
- au回線のため、ドコモ回線より自宅での電波状況が良い
- データ容量が余れば翌月に繰り越せる
ドコモは「最大速度」は速いものの、実際の速度が10Mbps以下では意味がありません。安定した高速通信ができるmineoの方が実用的です。
ドコモ eximo(ハーティ割引適用)との料金比較
ドコモ eximo + ハーティ割引 + ドコモ光セット割 + かけ放題の月額料金
ドコモでハーティ割引、ドコモ光セット割、かけ放題を適用した場合の月額料金を確認します。筆者は通常、月間30GB程度のデータ使用量がありました。
基本料金(eximo、3GB超~無制限):
- 通常料金: 7,315円
- ハーティ割引: -1,507円
- ドコモ光セット割: -1,100円
- 割引後: 4,708円
かけ放題オプション:
- 通常料金: 1,980円
- ハーティ割引(音声オプション割引): -880円
- 割引後: 1,100円
留守番電話サービス:
- 通常料金: 330円
- ハーティ割引(60%割引): -198円
- 割引後: 132円
spモード(ISP):
- 通常料金: 330円
- ハーティ割引(60%割引): -198円
- 割引後: 132円
ドコモ合計月額(3GB超~無制限、30GB使用): 6,072円 (基本料金 4,708円 + かけ放題 1,100円 + 留守番電話 132円 + spモード 132円)
データプラス(iPad mini回線):
- 月額料金: 1,100円
- データ容量: eximoと共有(無制限プール)
- 位置情報取得: 不可(データ専用回線のため)
ドコモ総月額(スマホ + iPad mini): 7,172円 (スマホ 6,072円 + iPad mini 1,100円)
参考までに、データ使用量が少ない場合の料金も記載します。
ドコモ合計月額(~1GB): 3,058円(基本料金のみ、かけ放題除く) ドコモ合計月額(1GB超~3GB): 4,158円(基本料金のみ、かけ放題除く)
povo + mineoとの料金比較
筆者の実際の使用状況(スマホ月間30GB使用 + iPad mini)で比較します。
なお、ドコモ時代の30GB消費は主にラップトップへのテザリングが原因でした。乗り換え後は意識的にWi-Fi環境を活用することで、5GBでも十分運用できています。
| 項目 | ドコモ(全割引適用、30GB使用) | povo + mineo |
|---|---|---|
| スマホ回線 | ||
| 通話かけ放題 | 1,100円 | 1,650円 |
| 留守番電話 | 132円 | 330円 |
| ISP(spモード) | 132円 | 0円(不要) |
| データ通信 | 4,708円(無制限) | 880円(マイピタ5GB) |
| iPad mini回線 | ||
| データプラス | 1,100円 | 0円(povo音声回線) |
| 合計 | 7,172円 | 2,860円 |
月額コスト削減額
ドコモ(ハーティ割引 + ドコモ光セット割適用、スマホ月間30GB使用 + iPad mini データプラス)と比較して、月額4,312円の削減となります。
年間削減額: 51,744円
ドコモではハーティ割引、ドコモ光セット割という最大限の割引を受けていても月額7,172円(スマホ + iPad mini)でしたが、povo + mineoでは月額2,860円で運用できています。
データ使用量の変化:
- ドコモ時代: 月間30GB(主にラップトップへのテザリングで消費)
- 乗り換え後: 月間5GB(Wi-Fi環境を意識的に活用)
- 5GB超過後: パケット放題 Plusで最大1.5Mbps(ラップトップのテザリングでも、ちょっと遅いけど不満はなかった)
ラップトップをよく持ち出すため、ドコモ時代はテザリングでデータを大量消費していましたが、意識して消費量を下げるのは思ったより難しくありませんでした。
なお、ドコモのハーティ割引では留守番電話とspモードも60%割引(各132円)となります。
iPad mini回線をpovoにするメリット
ドコモのデータプラスからpovoに変更したことで、以下のメリットがあります。
iPad miniは利用時間が少ないため、データプラス(月額1,100円)は割高に感じていました。
メリット:
- 月額料金が0円(データトッピング除く): データプラス(1,100円/月)が不要に
- 利用時間が少ないiPad miniに最適: 使わない月も月額1,100円かかっていたが、povoなら0円
- eSIM再発行時の柔軟性: 音声回線として契約しているため、eSIM再発行や機種変更時の対応が柔軟
- テザリングで運用可能: 必要時はスマホからテザリングでデータ共有
- 必要時のみデータトッピング購入: 必要な時だけデータ使い放題を購入
運用方法:
- 通常時: Wi-Fi環境で使用、データトッピングなし(月額0円)
- 外出時: スマホからテザリング、または必要時のみpovoのデータ使い放題(24時間330円)を購入
- 位置情報: 音声回線のため、iPad miniの「探す」機能やマップアプリで位置情報取得可能
ハーティ割引 + ドコモ光セット割でも高い理由
ドコモのハーティ割引は、障害者向けの割引制度として月額1,507円(基本料金)+ 880円(かけ放題オプション)= 2,387円の割引が適用されます。さらに、実家がドコモ光を契約していたため、ドコモ光セット割で月額1,100円の割引も受けていました。
合計割引額: 3,487円/月
しかし、それでも以下の問題があります。
ドコモの問題点:
- 最大限の割引適用後でも月額7,172円(スマホ月間30GB使用 + iPad mini データプラス)
- 留守番電話やISP(spモード)も60%割引されるが、それでも細かい料金が積み重なる
- 自宅での通信速度・通話品質が悪い(10Mbps以下)
- 爆アゲセレクションの改悪でポイント還元も減少
- 割引があっても格安SIMと比較すると割高
- iPad miniのデータプラスは利用時間が少なくても月額1,100円固定で割高
- iPad miniのデータプラスでは位置情報が取得できない(データ専用回線のため)
一方、povo + mineoの組み合わせでは:
povo + mineoの利点:
- 月額2,860円で固定(データ使い放題トッピング除く)
- 通話品質が良い(povoはau回線)
- データ通信も安定(mineoマイピタ5GB、高速通信)
- 必要時のみpovoのデータ使い放題(24時間330円)を追加可能
乗り換えて良かった点
1. 月額料金が大幅削減
前述の通り、月額4,312円の削減に成功しました。年間では51,744円の節約です。
2. 通信品質の改善
通話品質:
- ドコモ: 自宅での電波状況が悪く、通話が途切れることがあった
- povo: au回線のため、自宅での電波状況が良好
データ通信速度:
- ドコモ: 自宅で10Mbps以下と不安定
- mineo: 高速通信で安定(マイピタ5GB)
3. 柔軟な運用が可能
通常時:
- 通話: povo(かけ放題)
- データ: mineo(マイピタ5GB、高速通信)
- 月額: 2,860円
高速通信が必要な時(5GB超過後):
- povoのデータ使い放題(24時間330円)を追加
- 楽天モバイルプリペイド(買い切り物理SIM)を取り出してスポット利用
この柔軟性が、ドコモの固定プランにはない大きなメリットです。特にpovo(au回線)が瀕死になる標高の高い公園では、想定外に楽天モバイルが元気で助かりました。
4. 爆アゲセレクション改悪の影響を回避
ドコモの爆アゲセレクションは2025年12月10日に大幅改悪されます。乗り換えたことで、この改悪の影響を受けずに済みました。
爆アゲセレクション改悪の印象:
- ディズニープラス(プレミアム)など普段使いのサービスで還元率が大きく削られ、魅力が急落
- 「ポイント還元で元が取れている」という感覚が消え、そもそもドコモを維持する理由がなくなった
- プレスリリース上は「契約をいじらなければ旧還元率が続く」と書かれていても、方向性がマイナスに振れた事実が重く感じられた
毎月の明細で還元ポイントが一気に減っている様子を見て「これはもう潮時だ」と感じ、乗り換えによってこの影響を回避できました。
乗り換えで注意すべき点
1. MNP手続きの手間
電話番号を引き継ぐ場合、MNP(Mobile Number Portability)手続きが必要です。
MNP手続きの流れ:
- ドコモでMNP予約番号を取得
- povoに新規契約(MNP転入)
- SIM到着後、開通手続き
- ドコモは自動解約
手続き自体は複雑ではありませんが、数日間の時間が必要です。
2. キャリアメールが使えなくなる
ドコモのキャリアメール(@docomo.ne.jp)は、解約後に使えなくなります。
対策:
- Gmailなどのフリーメールに切り替え
- ドコモメール持ち運びサービス(月額330円)を利用
筆者は事前にGmailに切り替えていたため、影響はありませんでした。
3. 家族割・セット割の影響
ドコモの家族割やドコモ光セット割を利用していた場合、解約によって割引が減少する可能性があります。
家族全員の契約状況を確認してから乗り換えを検討すべきです。
4. povoの維持条件
povoは基本料金0円ですが、180日間以上有料トッピングの購入がない場合、利用停止または契約解除となる可能性があります。
対策:
- 通話かけ放題トッピング(1,650円/月)を継続契約
- 定期的にデータトッピングを購入
筆者は通話かけ放題を毎月契約しているため、維持条件は問題ありません。
5. mineoのデータ容量超過後の速度制限
mineoマイピタは、月間5GBのデータ容量を超過すると、最大200kbpsに速度制限されます。
- 対策:
- データ容量を使い切った場合は、povoのデータ使い放題(24時間330円)を購入
- 楽天モバイルプリペイドの買い切りデータパックを使う
- Wi-Fi環境を利用
- 余ったデータ容量は翌月に繰り越せるため、計画的に使用
筆者は月間5GBで十分足りているため、速度制限にかかることはほとんどありません。
楽天モバイルプリペイドの活用
楽天モバイルプリペイドは、必要な時にデータパックを買い切りで追加するサブ回線です。
楽天モバイルプリペイドの特徴
メリット:
- 買い切り型なので、使い切るまでは維持費0円で放置できる
- 物理SIMのため、eSIM端末が圏外になる環境でも別端末に挿して保険にできる
- Povoが使い物にならない山間部の公園で頑張れた
デメリット:
- データパックの有効期限がある(最大365日と案内)
- 使い切ったら改めて購入する必要がある
活用シーン
想定される活用シーン:
- mineoのデータ容量超過時(5GB超過後)の代替
- povoのデータトッピングを節約したい時
- povo(au回線)が弱い場所などでのバックアップ回線として
現時点では、povo + mineoで十分運用できているため、楽天モバイルプリペイドは緊急時のバックアップとして保持しています。
20年超のドコモユーザーが乗り換えて感じたこと
「ドコモなら安心」という幻想
20年以上ドコモを使い続けてきた理由は、「ドコモなら安心」という漠然とした信頼感でした。
しかし、実際には:
- 自宅での通信速度が10Mbps以下
- 自宅での通話品質も悪い
- 月額料金が高い(ハーティ割引 + ドコモ光セット割適用後でも7,172円、スマホ + iPad mini)
- 留守番電話やISP(spモード)も60%割引されるが、それでも細かい料金が積み重なる
- 爆アゲセレクションも改悪
- iPad miniのデータプラスは利用時間が少なくても月額1,100円固定
- iPad miniのデータプラスでは位置情報が取得できない
「大手キャリアだから安心」という思い込みは、もはや通用しない時代です。
ハーティ割引 + ドコモ光セット割でも十分ではない
ハーティ割引は、障害者向けの割引制度として月額2,387円の割引が適用され、さらにドコモ光セット割で月額1,100円の割引も受けていました。合計で月額3,487円の割引です。
しかし、それでも月額7,172円(スマホ月間30GB使用 + iPad mini データプラス)と高額でした。留守番電話やISP(spモード)は60%割引で各132円になりますが、それでも細かいオプション料金が積み重なります。特にiPad miniのデータプラスは利用時間が少ないにもかかわらず月額1,100円固定で、割高に感じていました。
povo + mineoの組み合わせなら、月額2,860円(スマホ + iPad mini)で同等以上のサービスが受けられます。ハーティ割引やドコモ光セット割に依存する必要はありません。
爆アゲセレクションの改悪で見切り時
爆アゲセレクションは、ドコモを継続する理由の一つでした。しかし、2025年12月の改悪発表で、その魅力もなくなりました。
改悪後の印象:
- 還元率の低下幅が大きく、実質的には「おまけ」程度にすら感じられないレベルまで落ち込んだ
- 長期契約を続けるモチベーションが消えた
「もう以前のようには戻らない」と痛感したことが、乗り換えの決定打になりました。
柔軟な運用ができる格安SIMの魅力
povo + mineoの組み合わせは、柔軟な運用ができる点が大きな魅力です。
通常時(月額2,860円):
- 通話: povo(かけ放題)
- データ: mineo(マイピタ5GB、高速通信)
データ容量超過時(+330円/24時間):
- povoのデータ使い放題を追加
緊急時:
- 楽天モバイルプリペイドの買い切りデータパックでフォロー
この柔軟性は、ドコモのような固定プランでは実現できません。
まとめ:ドコモから格安SIMへの乗り換えは正解だった
20年以上使い続けたドコモから、povo + mineoに乗り換えて約2週間が経過しました。
乗り換えの成果
月額料金:
- ドコモ(ハーティ割引 + ドコモ光セット割適用、スマホ月間30GB使用 + iPad mini データプラス): 7,172円
- povo + mineo(スマホ + iPad mini): 2,860円
- 削減額: 4,312円/月(年間51,744円)
通信品質:
- 通話品質: 改善(povoはau回線)
- データ通信: 安定(mineoマイピタ5GB、高速通信)
柔軟性:
- 必要な時だけpovoのデータ使い放題(24時間330円)を追加可能
- 楽天モバイルプリペイド(買い切り物理SIM)をバックアップとして保持し、高所の公園などpovoが弱い場所でも通信を確保
- iPad miniでも位置情報取得が可能に(povo音声回線)
- iPad miniはテザリングまたは必要時のみデータトッピングで運用(月額0円)
- 利用時間が少ないiPad miniに固定料金を払う必要がなくなった
こんな方におすすめ
ドコモからの乗り換えを推奨するケース:
- 自宅での通信速度・通話品質に不満がある
- 月額料金を削減したい
- 爆アゲセレクションの改悪で魅力がなくなった
- ハーティ割引やドコモ光セット割適用後でも月額5,000円以上払っている
- 柔軟なデータ運用をしたい
- Wi-Fi環境が充実していて、モバイルデータ通信は5GB程度で足りる
- データプラスでiPad miniを運用していて、位置情報取得ができないことに不満がある
- iPad miniの利用時間が少ないのに月額1,100円のデータプラスを払うのが割高に感じる
乗り換えを慎重に検討すべきケース:
- キャリアメールを頻繁に使用している
- ドコモ回線の高速通信が必須の業務がある
- MNP手続きの手間を避けたい
- Wi-Fi環境が少なく、常時20GB以上のモバイルデータ通信が必要
最後に
20年以上という長い付き合いでしたが、自宅での通信速度10Mbps以下という現実に直面し、ドコモへの信頼は一瞬で冷めました。
「大手キャリアだから安心」という思い込みは捨て、実際の通信品質と月額料金を冷静に比較すべきです。ハーティ割引やドコモ光セット割、爆アゲセレクションでなんとなく継続していた方も、一度見直してみる価値があります。
povo + mineoの組み合わせは、月額2,860円で通話かけ放題 + 5GBの高速データ通信が実現できる優れた選択肢です。乗り換えを検討している方の参考になれば幸いです。
お得な紹介コード
povoの紹介コード
紹介コード: MGVNK321
紹介コード特典:
- 開通後3日間、100GBまで無料で使用可能
- 契約事務手数料: 無料
mineoの紹介URL
紹介特典:
- 契約事務手数料(通常3,300円)が無料