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ワイモバイルシンプル3徹底解析|OPPO A3 5G 1円入手と複雑な割引制度の損益分岐点

2025年10月18日 • 5分で読める
Tech
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ワイモバイルの「もう1回線申込み特典」を利用して、2回線目を追加契約しました。既存回線は旧プラン「シンプルL」を継続利用し、新規回線として新プラン「シンプル3M」を契約。同時にOPPO A3 5Gを1円で購入し、子ども用のスマートフォンとして運用しています。

この記事では、旧プランと新プランの料金・データ容量の違い、実際の契約体験、そして「シンプル」という名称とは裏腹に複雑怪奇な割引制度について、実体験をもとに詳しく解説します。

旧プラン「シンプルL」の基本スペック

まず、現在も継続利用している旧プラン「シンプルL」の概要を確認します。

基本料金とデータ容量

項目内容
月額料金(税抜)3,780円
月額料金(税込)4,158円
データ容量25GB
データ増量オプション未契約

シンプルLの特徴

1. データ繰り越し機能

旧プラン「シンプルS/M/L」には、未使用データ容量を翌月末まで繰り越せる機能がありました。公式サイトには「くりこしたデータ容量は翌月末まで利用可能です」と記載されています。

2. 5G対応

対応端末であれば5Gネットワークが利用可能です。

3. 新規受付終了

2023年10月3日に新料金プラン「シンプル2」の提供開始に伴い、「シンプルS/M/L」は新規受付を終了しました。2023年10月2日までに契約した既存ユーザーは継続利用が可能です。

新プラン「シンプル3M」の基本スペック

2025年9月25日から提供開始された新プラン「シンプル3M」の概要を確認します。

ワイモバイル シンプル3の料金プラン

基本料金とデータ容量

項目内容
月額料金(税抜)3,780円
月額料金(税込)4,158円
データ容量30GB
データ増量オプション+5GB(月額550円)
増量後容量35GB

シンプル3Mの特徴

1. 海外データ通信無料

約200の国・地域での海外データ通信が2GB/月まで追加料金不要で利用可能になりました。

2. PayPay決済連動データ増量キャンペーン

2025年11月以降、PayPayでの決済回数に応じて翌月のデータ容量が増量されるキャンペーンが実施されます。シンプル3 Mでは最大+10GBが付与されます。

3. データ繰り越し機能の継承

旧プラン同様、未使用データ容量の繰り越しが可能です。余ったデータ容量は翌月にくりこすことができ、繰り越し上限は翌月加入の料金プランのデータ容量(データ増量オプションによる増量分を含む)までとなります。

4. データ増量オプション

月額550円(税込)でデータ容量を増量できるオプションがあります。初めての加入で6ヶ月間無料です。

プラン基本容量増量オプション合計容量
シンプル3 S5GB+2GB7GB
シンプル3 M30GB+5GB35GB
シンプル3 L35GB+5GB40GB

5. 通話オプションの違い

シンプル3では、プランによって通話オプションが異なります。

シンプル3 S / M:

  • 基本通話料: 22円/30秒
  • だれとでも定額+: 880円/月(10分間国内通話かけ放題)
  • スーパーだれとでも定額+: 1,980円/月(国内通話24時間無料)

シンプル3 L:

  • 基本通話: 10分間国内通話かけ放題(標準付帯)
  • 超過分: 22円/30秒
  • スーパーだれとでも定額+(L): 1,100円/月(国内通話24時間無料)

重要: シンプル3 Lは10分間かけ放題が標準で含まれており、24時間かけ放題も1,100円/月とS/M(1,980円/月)より880円安く設定されています。通話を多く利用する場合は、データ容量だけでなく通話オプションのコストも考慮する必要があります。

例えば、シンプル3 M(4,158円)+ データ増量オプション(550円)= 4,708円に対し、シンプル3 L(5,258円)は550円高いだけで、10分かけ放題(880円相当)が含まれるため、実質的にはシンプル3 Lの方がお得になるケースもあります。

シンプルLとシンプル3Mの比較

料金とデータ容量の比較

項目シンプルL(旧)シンプル3M(新)差分
月額料金(税込)4,158円4,158円±0円
データ容量25GB30GB+5GB
増量オプション適用後30GB35GB+5GB
GB単価(通常)約166円/GB約138円/GB-28円/GB
GB単価(増量後)約138円/GB約118円/GB-20円/GB

料金据え置きでデータ容量増量

最も注目すべき点は、月額料金が据え置きでありながらデータ容量が5GB増えていることです。

旧プラン「シンプルL」は25GBで月額4,158円でしたが、新プラン「シンプル3M」は30GBで同じ月額4,158円です。データ増量オプション適用後も同様に、旧プランは30GB、新プランは35GBとなり、一貫して5GBの差があります。

コストパフォーマンスの向上

GB単価で比較すると、新プラン「シンプル3M」の方が約17%優れています。

GB単価は約17%改善されており、コストパフォーマンスが大幅に向上しています。

追加機能の比較

新プラン「シンプル3M」では、海外データ通信2GB/月が無料で利用できる点が追加されています。旧プラン「シンプルL」にはこの機能がありませんでした。

海外渡航が多いユーザーにとっては、この機能だけでも大きなメリットとなります。

「もう1回線申込み特典」でOPPO A3 5Gを1円入手

2回線目の契約時、「もう1回線申込み特典」を利用してOPPO A3 5Gを1円で購入しました。

OPPO A3 5Gの基本スペック

項目内容
定価21,996円
キャンペーン価格1円
ディスプレイ6.7インチ
おサイフケータイ対応
防水対応
5G対応対応

1円購入の条件

共通条件:

  • シンプル3 M/L契約
  • データ増量オプション同時申込み
  • 一括1円(21,995円の割引適用)

契約方法:

  • 新規契約(もう1回線申込み特典利用) ← 今回利用
  • 通常の新規契約 ← 2025年10月18日時点で対象に追加
  • 他社からの乗り換え(MNP)
    • ※ソフトバンク・LINEMO・LINEモバイル(ソフトバンク回線)からは対象外

実際の購入フロー

  1. ワイモバイル公式サイトの「もう1回線申込み」専用ページにアクセス
  2. 既存契約の電話番号でログイン
  3. 新規契約を選択
  4. シンプル3Mプランを選択
  5. データ増量オプションを同時申込み
  6. 端末としてOPPO A3 5Gを選択(一括1円と表示)
  7. 本人確認書類をアップロード
  8. 契約内容確認と申込み完了

オンラインショップでの購入のため、事務手数料3,850円(税込)が別途かかりましたが、端末代金は確かに1円のみでした。

OPPO A3 5Gの使用感(子ども用として)

子ども用スマートフォンとして使用していますが、以下の点で満足しています。

メリット:

  • 6.7インチの大画面で見やすい
  • おサイフケータイ対応(CANDY HOUSEのSESAMEタッチの鍵として利用中)
  • 防水対応で安心
  • 5G対応でデータ通信速度も問題なし
  • エントリーモデルとしては十分な性能

デメリット:

  • カメラ性能は控えめ(エントリーモデル相応)
  • 高負荷ゲームには不向き

子ども用(小学生)としては必要十分なスペックで、1円で入手できたことを考えれば非常にコストパフォーマンスに優れています。おサイフケータイ機能は通学定期としてではなく、スマートロック(SESAMEタッチ)の鍵として活用しています。

SESAMEタッチは、CANDY HOUSEが提供するスマートロックで、NFCカードやスマートフォンのおサイフケータイ機能をタッチすることで鍵の開閉ができます。OPPO A3 5Gのおサイフケータイ機能を登録することで、子どもが鍵を持ち歩く必要がなくなり、紛失のリスクも軽減されています。

SESAMEタッチ - CANDY HOUSEのスマートロック

SESAMEタッチ

ポイント還元を考慮しなければ、CANDY HOUSE公式サイトが最も安価です。

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PayPayポイント還元について(重要な注意点)

「もう1回線申込み特典」では、SIM単体契約のみがPayPayポイント還元の対象です。

PayPayポイント還元の対象

対象となる契約:

  • USIMカード単体契約
  • eSIM単体契約

PayPayポイント還元額(SIM単体契約の場合):

  • 新規契約(シンプル3 M/L): 10,000円相当
  • 他社からの乗り換え(シンプル3 S/M/L): 20,000円相当
    • ただし、ソフトバンク・LINEMO・LINEモバイル(ソフトバンク回線)からの乗り換えは対象外

端末セット購入の場合は対象外

今回のようにOPPO A3 5Gなどの端末をセット購入した場合、PayPayポイント還元は適用されません。PayPayポイント還元と端末割引の併用はできません。

「シンプル」という名称とは裏腹の複雑な割引制度

ワイモバイルの料金プランは「シンプル」という名称ですが、実際の割引制度は全く「シンプル」ではありません。

主要な割引制度

ワイモバイルには以下の主要な割引制度があります。

  1. 家族割引サービス: 2回線目以降が毎月1,100円(税込)割引
  2. おうち割 光セット(A): ソフトバンク光・ソフトバンクエアー契約者向け割引
    • シンプル3 M/L: 1,650円(税込)割引
    • シンプル3 S: 1,100円(税込)割引
  3. PayPayカード割: PayPayカードを支払い方法に設定すると187円割引(PayPayカード ゴールドは550円割引)
  4. おうち割 でんきセット(E): ソフトバンクでんき契約者向け1,100円(税込)割引
    • 注意: シンプル3 Sは対象外

これらの割引には複雑な併用ルールがあり、すべての割引を同時に適用することはできません。

併用ルール

重要: 以下の3つの割引は互いに重複適用できません。いずれか1つのみ選択する必要があります。

  • 家族割引サービス
  • おうち割 光セット(A)
  • おうち割 でんきセット(E)

PayPayカード割は、上記3つのいずれか1つと併用可能です。

割引パターン比較

家族割、おうち割 光セット(A)、おうち割 でんきセット(E)は重複不可のため、いずれか1つを選択します。PayPayカード割はすべてのパターンで併用可能です。

パターン1: 家族割 + PayPayカード割(2回線目以降)

  • 家族割(2回線目以降): -1,100円
  • PayPayカード割: -187円
  • 合計割引額: -1,287円/月

パターン2: おうち割 でんきセット(E) + PayPayカード割(シンプル3 M/Lのみ)

  • おうち割 でんきセット(E): -1,100円
  • PayPayカード割: -187円
  • 合計割引額: -1,287円/月
  • 注意: シンプル3 Sは対象外

パターン3: おうち割 光セット(A) + PayPayカード割

  • おうち割 光セット(A):
    • シンプル3 M/L: -1,650円
    • シンプル3 S: -1,100円
  • PayPayカード割: -187円
  • 合計割引額:
    • シンプル3 M/L: -1,837円/月
    • シンプル3 S: -1,287円/月

パターン3がシンプル3 M/Lで最も割引額が大きくなりますが、ソフトバンク光またはソフトバンクエアーの契約が必要です。

家族割の注意点

家族割には以下の重要な制約があります。

1. 1回線目(主回線)は割引対象外

家族割の割引は2回線目以降に適用されます。1回線目の月額料金は割引されません。

2. 最大9回線まで

家族割は最大9回線まで割引が適用されます。10回線目以降は割引対象外です。

3. 同一名義でも適用可能

同一名義で複数回線を契約した場合でも、家族割は適用されます。今回の2回線持ちのケースもこれに該当します。

広告表示価格の罠

ワイモバイルの広告でよく見かける「月額1,958円〜」といった価格表示は、すべての割引を最大限適用した場合の金額です。

シンプル3M(30GB)の広告表示価格の内訳例:

  • 基本料金: 4,158円
  • おうち割 光セット(A): -1,650円
  • PayPayカード ゴールド割: -550円
  • 表示価格: 1,958円

この価格を実現するには、以下の条件をすべて満たす必要があります。

  1. ソフトバンク光またはソフトバンクエアーを契約
  2. PayPayカード ゴールドを契約(年会費11,000円)
  3. PayPayカードを支払い方法に設定

実質的な追加コスト:

  • ソフトバンク光: 月額4,180円〜(戸建て)
  • PayPayカード ゴールド年会費: 11,000円/年(月額換算約916円)

これらのコストを考慮すると、広告表示価格「1,958円」は実質的に6,000円以上のトータルコストとなります。

損益分岐点の計算:何回線で元が取れる?

家族割(追加コストなし)と、おうち割 光セット(A)(追加コスト4,180円/月)を比較して、何回線契約すれば元が取れるかを計算します。

パターン1: 家族割のみ(追加コストなし)

  • 1回線目: 割引なし
  • 2回線目以降: -1,100円/月 × (回線数 - 1)

パターン2: おうち割 光セット(A)のみ

  • 追加コスト: +4,180円/月(ソフトバンク光)
  • 割引額(シンプル3M): -1,650円/月 × 回線数
  • 家族割との差額:
    • 1回線: 4,180円 - 1,650円 = +2,530円(家族割より高い)
    • 2回線: 4,180円 - 3,300円 = +880円(家族割より高い)
    • 3回線: 4,180円 - 4,950円 = -770円(家族割より安い)
  • 損益分岐点: 3回線以上

パターン3: おうち割 光セット(A)+ PayPayカード ゴールド

  • 追加コスト: +4,180円/月(ソフトバンク光)+ 916円/月(年会費換算)= 5,096円/月
  • 割引額(シンプル3M): -1,650円/月 × 回線数 - 550円/月 × 回線数 = -2,200円/月 × 回線数
  • 家族割との差額:
    • 1回線: 5,096円 - 2,200円 = +2,896円(家族割より高い)
    • 2回線: 5,096円 - 4,400円 = +696円(家族割より高い)
    • 3回線: 5,096円 - 6,600円 = -1,504円(家族割より安い)
  • 損益分岐点: 3回線以上

結論: ソフトバンク光やPayPayカード ゴールドに追加コストをかけて広告表示価格を実現するのは、3回線以上契約する場合のみお得になります。1〜2回線の場合は、追加コストなしの家族割を利用する方が経済的です。

実際の支払額シミュレーション

現実的な利用シーンでの実際の支払額をシミュレーションします。

ケース1: 割引なし(単独契約)

  • シンプル3M基本料金: 4,158円
  • 実質月額: 4,158円

ケース2: 家族割のみ(2回線目)

  • シンプル3M基本料金: 4,158円
  • 家族割(2回線目): -1,100円
  • 実質月額: 3,058円

ケース3: 家族割 + PayPayカード割(2回線目)

  • シンプル3M基本料金: 4,158円
  • 家族割(2回線目): -1,100円
  • PayPayカード割: -187円
  • 実質月額: 2,871円

今回の2回線目契約では、ケース2の「家族割のみ」が適用され、初月は実質月額3,058円で運用しました(翌月からシンプル3Sに変更予定)。

2回線持ちの総コスト

既存回線(シンプルL)と新規回線(シンプル3M)の2回線持ちにおける総コストを計算します。

注: 契約初月はシンプル3Mで運用しましたが、翌月からデータ容量が5GBのシンプル3Sにプラン変更しました。以下ではまず初月の契約内容を説明し、その後プラン変更後のコストについて解説します。

契約初月の月額コスト

項目1回線目(シンプルL)2回線目(シンプル3M)
基本料金4,158円4,158円
データ増量オプションなし550円
家族割適用なし-1,100円
月額合計4,158円3,608円

2回線合計月額(初月のみ): 7,766円

プラン変更後の月額コスト(翌月以降)

契約翌月から2回線目をシンプル3Sにプラン変更します。

項目1回線目(シンプルL)2回線目(シンプル3S)
基本料金4,158円3,058円
データ増量オプションなしなし
家族割適用なし-1,100円
月額合計4,158円1,958円

2回線合計月額(翌月以降): 6,116円

プラン変更により、月額1,650円のコスト削減を実現する予定です。シンプル3Sは基本料金3,058円(税込)から家族割1,100円を適用して1,958円となります。

参考: スクリーンショットに記載されている割引後価格858円は、おうち割 光セット(A)とPayPayカード ゴールド割を最大限適用した場合の金額です。我が家はソフトバンク光(またはSoftBank Air)もPayPayカードも契約していないため、実際に適用されるのは家族割1,100円のみで、月額は1,958円となります。

旧プランから新プランへの移行は必要か

既存の旧プラン「シンプルL」を新プラン「シンプル3M」に移行すべきかという疑問があります。

移行のメリット

1. データ容量の増加

  • シンプルL(増量後): 30GB
  • シンプル3M(増量後): 35GB
  • 差分: +5GB

2. 海外データ通信無料

  • 約200の国・地域で2GB/月まで追加料金不要

3. PayPay決済連動データ増量

  • 決済回数に応じて最大+10GB/月

移行のデメリット

1. 契約変更の手間

プラン変更には、オンラインまたは店舗での手続きが必要です。

2. 既存プランの継続利用権の喪失

一度新プランに移行すると、旧プラン「シンプルL」には戻れません。

移行の判断基準

以下のいずれかに該当する場合、新プラン「シンプル3M」への移行を検討すべきです。

移行を推奨するケース:

  1. 月間データ使用量が28GB以上の場合(30GBでは余裕がない)
  2. 海外渡航が多く、海外データ通信2GB/月の無料提供が有益な場合
  3. PayPay決済を頻繁に利用しており、データ増量キャンペーンの恩恵を受けられる場合

移行不要なケース:

  1. 月間データ使用量が25GB以下で、現状のプランで十分な場合
  2. 海外渡航がほとんどない場合

筆者の場合、月間データ使用量が20GB前後で安定しており、海外渡航もほとんどないため、既存の「シンプルL」を継続利用しています。

まとめ:シンプルじゃない「シンプル」プランの実態

ワイモバイルの「シンプル」プランは、名称とは裏腹に割引制度が非常に複雑です。

料金プラン自体の評価

新プラン「シンプル3」シリーズの改善点:

  • データ容量の増量(プランの変遷)
    • S: シンプルS(3GB)→ シンプル2 S(4GB)→ シンプル3 S(5GB)
    • M: シンプルM(15GB)→ シンプル2 M(20GB)→ シンプル3 M(30GB)
    • L: シンプルL(25GB)→ シンプル2 L(30GB)→ シンプル3 L(35GB)
  • 海外データ通信2GB/月が無料(全プラン共通、シンプル3から)
  • PayPay決済連動データ増量キャンペーン(シンプル3 M/Lのみ)
  • データ繰り越し機能の継承

特にシンプル3 Mは初代シンプルMから2倍の容量になっており、GB単価が大幅に改善されています。シンプル → シンプル2 → シンプル3と段階的にデータ容量が増量され続けており、料金据え置きでデータ容量が増えた点は素直に評価できます。

割引制度の複雑さ

問題点:

  1. 家族割とおうち割 光セット(A)が併用不可
  2. 広告表示価格は最大割引適用後の金額で誤解を招く
  3. 実際の支払額は、契約者の状況によって大きく異なる
  4. 割引適用条件を理解するのに時間がかかる

「シンプル」という名称を名乗るのであれば、割引制度もシンプルにすべきです。現状の複雑な割引体系は、ユーザーに不信感を与えかねません。

「もう1回線申込み特典」の評価

メリット:

  • OPPO A3 5Gを1円で入手できた(定価21,996円 → 21,995円割引)
  • 2回線目は家族割で月額1,100円割引
  • データ増量オプション6ヶ月無料(3,300円相当)

デメリット:

  • 事務手数料3,850円が別途必要
  • データ増量オプション同時申込みが条件
  • 端末セット購入のためPayPayポイント還元は対象外

トータルで見れば、非常にお得なキャンペーンといえます。端末を1円で入手できただけでも、十分に価値があります。SIM単体契約ならPayPayポイント還元も受けられますが、端末を実質無料で入手できる方が魅力的です。

2回線持ちの運用コスト

前述の「2回線持ちの総コスト」セクションで詳しく解説した通り、実際の運用コストは以下の通りです。

契約初月(シンプル3M):

  • 2回線合計: 8,316円

翌月以降(シンプル3Sに変更後):

  • 2回線合計: 6,666円
  • 月額1,650円のコスト削減を実現

今後の検討事項

  1. 旧プラン「シンプルL」から新プラン「シンプル3M」への移行検討

    • データ使用量の推移を観察
    • 海外渡航の頻度を考慮
    • 移行のタイミングを見極め
  2. おうち割 光セット(A)の検討

    • ソフトバンク光の契約コストと割引額の比較
    • 家族割との差額(月額550円)が、ソフトバンク光の追加コストに見合うか検証
  3. データ増量オプションの継続判断

    • 6ヶ月無料期間終了後、実際のデータ使用量を確認
    • 必要に応じて解約を検討

ワイモバイルの「シンプル」プランは、料金体系自体は改善されていますが、割引制度の複雑さが大きな課題です。契約を検討する際は、広告表示価格に惑わされず、実際の支払額をしっかりシミュレーションすることが重要です。

参考リンク

  • ワイモバイル公式サイト - もう1回線申込み特典
  • ワイモバイル公式サイト - 家族割引サービス
  • ワイモバイル公式サイト - シンプル3料金プラン
  • ワイモバイル公式サイト - シンプルS/M/L(新規受付終了)
  • ソフトバンク公式サイト - 新料金プラン「シンプル3」プレスリリース
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